川崎フロンターレとの関わり
7月6日の第14節・川崎フロンターレ対鹿島アントラーズ戦。今年一番の大型イベント「闘A!まんがまつり」が開催される。
その中には、川崎にゆかりのある漫画家による、フロンターレ応援イラスト展示コーナーもある。川崎市中原区を舞台にしたバスケ漫画「あひるの空」の日向武史(ひなたたけし)先生、高津区が舞台となる戦隊漫画「天体戦士サンレッド」のくぼたまこと先生。そして「オフサイド」や「Jドリーム」などのサッカー漫画で有名な塀内夏子先生の3名による作品だ。
中でも「オフサイド」の熊谷五郎や「Jドリーム」の赤星鷹が川崎フロンターレのユニフォームを着ているイラストは、日本のサッカー漫画界を揺るがす移籍として(?)大きな反響を読んでいる。作者である塀内夏子先生にお話をうかがってみた。
――川崎フロンターレのサポーターにはお馴染みですが、サッカーファンからすれば、「なんで塀内夏子先生が川崎フロンターレと組んでいるの?」という驚きもあったみたいです。まず、川崎フロンターレとの関わりから聞かせてください。
「わたし、川崎出身なので。それで天野くん(天野春果・プロモーション部部長)に声をかけてもらったのがきっかけかな。もう10年ぐらい前ね」
――天野さんに聞くと、出版社経由ではなくて、ツテを通じて塀内先生のお母様の連絡先を入手して、先生のところまでたどりついたそうですね。その経緯が面白かったです。
「講談社に連絡すれば済んだ話なのにね(笑)。そんなに探さなくても週マガ(週刊少年マガジン)を買って、後ろに載っていた連絡先から担当にはつながるのに」